ツードファーの場合は従来の製綿方法だと、太い繊維と細い繊維が分離して搬出される傾向がありました。ホットメルトのバインダー繊維は細番手が多く、ベースの敷きふとん用の繊維は太番手です。分離された繊維が積層されて熱融着された場合、剥離したり、へたり易くなります。そこでカードから出てきた綿をランダムに縦にも横にも積層させることで、へたりにくい厚みのある不織布の生産が可能になりました。
寝具以外の用途として建築資材、自動車用資材などの吸音材として多く使用されています。(データ参照) バインダー繊維を使用しておりますので熱プレス加工等の二次加工も容易に行えます。
ウレタンと比較すると同じ厚さでも5〜20%吸音率が良い結果がわかります。また、70m/m厚では1KHZ以上は90%以上吸音します。